対処方法
対象不動産は借地権であり、かつ、再建築ができない案件ですので、不動産の流通性を考慮すると極めて評価のつかない案件です。
対象不動産の販売流通性を促すことは難しいため、既存の建物をフルリノベーションし、中古戸建ての賃貸物件として再生させる事業に転換しました。
借地権の譲渡承諾等については、単純にその譲渡承諾を得るものではなく、地主様におかれましては将来に渡って土地の運用方法が重要だと思いますので、まずは地主様に寄り添い、継続して土地を運用されていく中での方法案、メリットやデメリットなどの詳細を複数提案しました。
また、建物自体の管理状態はよく、過去のメンテナンスもしっかりできておりましたので、一般的な賃貸物件の仕様にとらわれない内装仕様やデザインを施し、仕上げの細かい部分まで配慮して付加価値を出していくことに注力できたことで、内装工事の評価を頂くことができ、成約することができました。
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